オフシーズンの低レート乗艇トレーニングの注意点

people paddling a boat in the lake 未分類
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インカレが終わり、

新人戦が終わり、

さあ冬だ、

「低レートでいっぱい漕ぎこむ時期だ!」

と思っている団体が多い季節だと思います。

そんな時期におそらく多くの人が陥るであろう乗艇でのスランプについて。

レースは基本的にハイレートハイレートの応酬で、

特にラストスパートはとにかくレートを上げて!!という中でのゴールなので、

その余韻が、レース後の今も残っていることが多いです。

つまりは、上半身の開くスピードがめちゃくちゃ速くなっています。

それはそれで良い事なんですが、

問題はブレードを水の中に入れる前に、上半身が開いてしまうこと。

ハイレートだとあまり目立たなくても、

低いレートで漕ぐことになると、フォワードはゆっくりになるんですが、

どうしても切り返しの速さ、上半身が開く速さは

レースの時の速さの余韻が残っていることが多く、

ブレードが水に入る前にドン!!と開いてしまい、

結果気持ちの悪い低レートになってしまいます。

こうした状況も、しばらくずーっと低レートを続ければ、

上半身の開くスピードも遅くなっていって、違和感も解消されていくのですが、

そもそも、

上半身の開きのスピードはあってよいものであり、わざとゆっくりする必要もなく、

ブレードを入れるスピードが間に合ってない、遅いことがうまくいかない原因なので、

決して、上半身を開くスピード、ドライブそのものをゆっくりにすることによって、

違和感を解消しない方がいいと思っています。

上半身や、下半身、すべてがキレ良く動く今だからこそ、

それでも間に合うようなエントリースピードを手に入れれば、

きっとうまくいくんじゃないかと思います。

もし、すべてをゆっくりさせて、低レートを気持ちよく漕ごうとした場合、

それでも気持ちよく速く漕ぐことはできますが、

またレースレートになると、いろいろ厳しくなります。UT漕ぎになる。

所詮低レートなので、気にしなくてもいいことかもしれませんが、

もし開きがちだなあと思っている選手がいれば、原因の究明に役立てば幸いです。

以上、ガチでボート関係の話でした。

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