ボートを漕ぎ始めた新入生にまずして欲しいこと。

新入生にボートを教えるなら、何が一番最初がいいだろうと思い書いてみました。

 

まず第一に、気が抜ける答えかもしれませんが、

股関節のストレッチが大事だと思っています。

柔軟性。特に前屈。

 

ボートは、

腰を立たせて腰を大きく振って力を出す競技なので、

ボートのように足を真横に伸ばして椅子に座った時でも

腰を立たせられることが必要です。

硬い人は、足を横にすると腰が寝てしまい、

腰を大きく振って漕ぐというそもそもの動きができません。

 

なので、足を横に伸ばした状態であっても腰を振れるように

股関節を柔軟にして欲しいと思っています。

受験勉強のしすぎや、そもそも硬くなっていて

前屈、腰を折ることができなかったりすると、

そもそも腰の振り角が作れない(腰がずっと寝ている)ので、

力を発揮できず、また肩がパンパンになりやすく、

上手く漕げないことが多いです。

 

筋トレや、普段の練習でこれからどんどん筋肉がついてくると思うので、

筋肉が少ない今だからこそ、そして

気温が寒くない今だからこそ、柔軟して欲しいと思います。

 

力の発揮の他に、

腰が硬い、立てることができないと、

まずセットという姿勢をとることができません。

腰を立てられないと、バランスが取れず、ずっとフラフラした状態で漕ぐことになります。

それはあまりにも不快で、漕ぐことを楽しんでもらうには

腰を立てる必要があります。

バランスボールの上でもなんでも人はバランスをとる時、腰を立てて、前傾させます。

同じように、ボートの上でも、腰を立てないとバランスがうまく取れません。

ですので、力の発揮だけでなく、バランスを取る意味でも、

必ず腰を立てる、

それができるそもそもの柔軟性を今のうちに獲得して欲しいなと思います。

 

 

股関節が硬いと

ボート競技の特徴でもある、誰かと同じ動きをしなければいけないということにも、

大きな障害になります。

腰回りが硬い場合、膝をある程度曲げないと、セットの姿勢が取れないですが、

みんなが同じタイミングでセットができていても、

膝を既に大きく曲げている人、それほど曲げずにセットができている人が混在していると、

一緒に漕ぐことが少し難しくなります。

 

これから、たくさん漕ぐと思いますが、

漕げば漕ぐほど、筋肉は硬くなるものなので、

よりうまく漕ぐためにもより高い柔軟性を意識的に得る必要があります。

 

股関節の柔軟性とともに、肩甲骨の柔軟性も重要で、

むしろこの二つの柔軟性、可動域こそが全てのスポーツにおける肝だと思いますが、

ボートは特に股関節が自由自在に大きく振れる、捻れることが重要だと思っています。


 

実際の漕ぐ、という動作の中で意識して欲しいことは、

ブレードが今どこにあるのか、想像しながら漕いで欲しいということです。

どうしても、目の前にある今握っているグリップばかり意識が行きがちですが、

今、自分のブレードはどこにあるのか、どの高さにあるのか、

3m弱先の先端まで、自分の意識を及ばせること。

それが最も重要だと思っています。

「グリップ」をどう動かすか、と、「ブレード」をどう動かすかは、同じ意味のように聞こえますが、

結果は全く違ってきます。

バットやラケットが自分の体の一部かのように振る舞う選手のように、

ぜひオールも、3mぐらいの長さがあるめちゃくちゃ長い自分の体の一部かのように、

長さと重さを覚えて欲しい、その先端を自由自在に操って欲しいなと思います。

ブレードが水に入ったら、押す。

そのために、今、先端のブレードがどこにあるのか、感じながら漕いで欲しいなと思います。

 

以上、

股関節の柔軟性と、ブレードの位置について、

それが一番大事かなと思い書きました。

縁があってボートを始めたみなさんにとって、

より良いボート生活が送れるような一助となれば幸いです。

 

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