すべて書いてしまおうシリーズ③ピンヒルの続き2
ピンヒルを変えると、スカル種目の場合、
リリースの時にグリップが当たる、当たらない問題が発生する。
以下、スカル種目の話。(スイープは当てようと思ったら絶対当たるので、振り角だけでいいように思っている)
基本的に、リリースの時にグリップが腹に当たるのは良くない。
なぜなら、グリップの動きがそこで止まり、
そのままグリップを前に出してエントリーに向かうという動作が途切れてしまうから。
当たったところで当たった力で船が進むということもない。
リリースで止まれば止まるほど、
フォワードが忙しくなりやすく、
その分エントリーが遅れ、
蹴戻り、船が重く進まなくなる。
なのでできるだけグリップは動かし続けたほうがいい
(リリースでグリップを止めても、その分早くしっかり準備ができる人は止めてもいいが、レースでは皆動かし続けることになる。リリースで止めるUTをしている人は、リリースを完璧に漕ぐことを目標にしている人、その中でも準備(腰を立てる、など)が必ずできる人に限られる。)
グリップは体に当たらないほうが動かし続けやすくなる。
自分が理想だと思うリリースポジションをとっても、
グリップがお腹に当たらないこと、
イギリスの有名クラブでは、リリースで親指を立てて初めて親指がお腹に当たるぐらい
と言っていたが、少なくとも普通に漕いで当たらないぐらい。
前回のブログで書いたように、
前を重くしたい、軽くしたい、という理由でもピンヒルを変えるので、
何より前を重くしたいから、グリップがお腹に当たるピンヒルになってしまう人もいる。
それもまたオールのリギング(インボード、スパンなど)に関わってくるので
非常に混み合ってしまうが、
大体は、リリースでお腹に当たらないことを基準にリギングしたほうがいい。
<まとめ>
ピンヒルを変えてグリップをお腹に当てない。
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