「お金を集められなかったことが敗因」とは聞いたことがない

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スポーツで結果を残したい、

あわよくば日本一になりたい、世界一になりたい。

そんなときに、

じゃあお金を集めましょう」とは中々ならない。

でも実際かなり影響を与えていると思う。

学生スポーツは

貧しい中、限られた中で、どれだけ言い訳せずに結果を残すか

が尊いとされているように思う。

負けた時に「努力が足りなかった」という反省はあっても、

「お金を集められなかった」という反省は聞いたことがない。

でも実際かなり影響を与えていると思う。


アスリートとお金の問題はいつも深刻だ。

お金がないとトレーニングができない、道具が買えない、

コーチがいない、遠征にいけない、

大会に出られない。全てに制約がかかる。

まあスポーツなんだから、余暇の延長なんだから、学生なんだから、

「我慢しなよ」って言われればそれまでなんだけど。

他競技の社会人選手に会うと「お金どうしてる?」という話題に絶対になる。

トレーニングと、お金の話。


実業団の場合、だいたい会社が選手に給料を払っていて、

船や艇庫、道具、コーチ、遠征費、ほとんどすべて会社が負担している。

ほとんど勤務しなくていい実業団の選手なら、学生よりも恵まれている。

大学生の場合、活動費を短時間のバイトや親の仕送りで払っている人が多いだろうが、

生活費もすべてバイトで稼ぐとなると時間的に非常に厳しいだろう。

そういった意味で、勤務時間の長い実業団の選手や、

会社が船や道具、合宿費などを負担しない会社の選手は、その意味で最高にタフであり、

そもそも同じスタートラインにいない。

大学においても、毎年のように船を購入する団体、必ず遠征に行く団体、

コーチがいる団体、食事付きの合宿所がある団体など、

団体によって資金力の差が大きい。


「限られた環境の中でいかに勝つか」

という姿勢は非常に重要だ。

一方で、

「この限られた環境をいかに打破するか」

という姿勢も両輪の一つとして非常に重要だ。

ボート競技はどちらかというとお金のかからないスポーツ。

一回船を買ってしまえば、練習そのものにお金がかかるということは少ない。

テニスはコート代、ラケット代、ガット代、ボール代など、多くの消耗品費が襲い掛かる。

フィギュアスケートや冬のスポーツは場所を借りるだけで相当お金がかかるだろう。

お金がかからないからこそ、ボートは資金面に対して「我慢」で押し切るのかもしれない。


2023年。

パリ五輪の前年の年。今年もオリンピックの出場権をかけて

世界選手権が夏に行われます。4年間でオリンピックが一番重要な大会なら、

この世界選手権は2番目に重要な大会。

おそらく今回も選手個人が、この大会に出場しようとなると

約150万円、自己負担が必要になるでしょう。

もちろん負担してくれる会社も多数あると思いますが、

他の一般社員より150万多くもらっているのと同じなので、肩身はせまいでしょう。

選手はきっと

「限られた中でいかに勝つか」ということに全力を尽くすと思います。

一方で、「この限られた状況をいかに打破するか」ということも、

選手がやることかもしれませんが、私を含めて周りの人が、助けてあげられることのように思います。

私自身、ありえないほど助けて頂きました。

この場を借りてまったく伝えられないですが、ありがとうございました。

お返しできるよう、少しずつできる形でやっていこうと思います。

2023。

それが今シーズンの目標

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