スポーツっていうのは残酷で
誰かが勝つと誰かが負けるようにできている。
先日、オリンピックの内定を頂いて、
自分的にものすごい多くの方から祝福と激励の言葉を頂いた。すごく嬉しい。
でも、同時に、
たくさんの人間の夢をぶっ潰したんだよなあとも思う。
スポーツっていうのは残酷で
勝つか負けるかしかない。
ちょっと勝った!とか
ちょっと負けた!もなく、
0.01秒差でほとんど同着だったとしても
勝ち負けになる。
誰かが選ばれれば誰かが落ちる。
ひでー話や。
競技者として、特に社会人の競技者がやるべきことは2つあると思っています。
一番になってすごいって言われること。
一番にならなくてもすごいって言われること。
経済学?的に言うと
パイの独占と
パイの拡大
みたいな表現になるのかな。
「ボート漕いでんの?すげー!!」
って世界、良くないですか?
そんな感じ。
(↑陸路スイスに到着しました)
オリンピック出場が決まってすごいって言われるのは
「オリンピック」がすごいから。
みんなが価値を認めているオリンピックに出るなんてすごい、そういう意味なんだろうと思う。
でも残念ながらボートの事は誰も知らない 。
2016年において、全日本で1位とオリンピック出場はほとんど同義なんだけど
現状のボート競技において「全日本1位」ってあんまり伝わらない。それってすごいの?ってなる。2位とか3位とかだったら特に。
それが悲しい。
その差が、ボート競技と世間様との差なんだと思う。
オリンピックに出てもすごいし
出なくてもすごい
そしたら競技者みんな幸せじゃんね。
プロ野球選手はそんな感じな気がする。
プロ野球選手であること自体が、すごい気がする。
プロ野球までは遥か彼方だけど
一歩や二歩、自分の力で
「ボート選手?すげー!」
って声が1デシベルぐらい増えるように
がんばりたい。
だから毎日ブログを書くのである。
結局これが言いたかった。
(皆様のFacebook画面荒らしてすみません)
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