英語をこれから完全マスターするにあたり、
たくさんの「英語の勉強法」について書かれた本を図書館で借りて(無料!)読んだが、
わかったことがある。英語をマスターする上でもっとも重要なことは
「英単語をひたすら覚えること」
らしい。拍子抜けするが、どうもそうらしい。
じゃあなぜ、みんなそれをやろうとしないのか。それは
「忘れる」というショックが嫌だから、傷つくから
だと思う。
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現在、本屋さんには
「○○分で英語が話せるようになる!」
とか
「3日でTOEIC200点アップ!」
とかいろんな本、即効性を謳う本が多く売られているが、
結局は、
「失敗しないで成功できますよ!」
「傷つきませんよ!」
という本なのだろう。
ダイエット本もしかり。
「いかに傷つかないで成功するか」
それがみんなのニーズなのだ。
「どれだけ英単語を覚えているかが、英語力の大きなファクターになる」と言っても
人間はすぐ忘れる。だから嫌になる。
「俺は英語は向いてない!」と思いたくなる。
だが現実問題、人間は誰でも皆すぐ忘れる動物なのだから
忘れることは問題じゃないのだ。
「もう一度覚え直す」ことが大事であって、
忘れたままにすることが問題であり、記憶力の良し悪しは関係ない。
それはスポーツでよく言われるような、
「失敗することが問題ではなく、
諦めることが問題」
とすこぶる似ている。人間は必ず失敗するように。
覚えては忘れ、覚えては忘れ、という勉強は、
結構辛い。忘れるのはショックだし、傷つく。でも、それが成功への最短ルートなら、
失敗の積み重ねの上にしか成功は宿らない
ということを暗示しているのではないか、と勝手に思う。
英単語をたくさん知っている人は、
英単語をたくさん忘れた人だろう。
英語を話せる人は、
伝わらないショックをたくさんした人だろう。
ボートにおいてもたくさん勝っている人は、
たくさん悔しい思いをした人だと思う。
その悔しさの回数が、一回一回の練習で感じるか、一年に一回の大会で初めて感じるか、その違い。
負けるために試合しないけれど、
忘れるために単語を覚えようとは思わないけど、
ひたすら覚えようと思います。
悔しい思いをたくさんしようと思います。
「どれだけ傷ついても、それになら何度でも立ち上がれる自信があること。それがその人の才能」
なのではないかと思う。
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