日本において、学校、企業、そのほかの団体がスポーツに対して期待しているのは
-
「教育」のため
-
「宣伝」のため
-
「社会貢献」のため
という3択の理由で支援、維持して頂いているように思う。
[s_ad]
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
-
教育のため
学校や、宣伝にならない競技を維持する団体にとって、
「良い社会人になるための手段」としてスポーツがある。
人材に対する投資。スポーツを通じて、努力の大切さ、協調することの大切さ、
それらを学んで、「社会に出た時に」貢献してください。そのための投資。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2. 宣伝のため
「宣伝」とは箱根駅伝や、野球のように、
視聴率の高さが本業に貢献すると考えられるスポーツに対して、
「広告費」として投資される。「今、目立って」貢献してください。
そのための投資。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3. 社会貢献のため
社会貢献は、スポーツを通じて、国際平和や、健康の増進、
地域社会の結びつきの強化といった、「みんなの豊かな生活のために」貢献してください。
そのための投資。
この3つのように思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スポーツをすることが認められるためには。
このどれかを満たせば、きっとスポーツで生きていける。
「部活を通じて努力の大切さや協調性、忍耐力を学んで、良い社会人になりますからやらせてください」と言えば認めてくれるだろうし、
「宣伝効果が大きく、利益に貢献できるのでやらせてください」と言えば認めてくれるだろう。
問題は3つ目だ。
社会人におけるボート競技のように、「もう大人になってしまった」&「現状、宣伝効果が乏しい」競技において、
3つ目の「社会貢献」に全力を注ぐことしか、そのスポーツで生きていけないんじゃないか。
だからこそ、もっともっと地域に密着したスポーツでなければならないと思うし、
ほとんどすべての全国大会が戸田市で行われ、
道路のマンホールでさえ「ボート」なのに
そこに住む戸田市民でさえボートを知らない状況はなんとかしなきゃならない。
(戸田公園駅前、駅ナカのボートのモニュメント)
もっともっとわかりやすい言葉で、そのスポーツで得た知識、体験を換言して、より多くの人にとっての
日常生活がより豊かに、円満になるようにしなければならない。
ボート部を所有する企業の多くが「社内レガッタ(ボートレース)」を開催するのは、
「社員間の結びつきの強化」が目的であって、その延長としてボート部の活動がある。
みんながボート部を応援し、仕事以外の共通の話題で、円滑な社内環境を作るため、といったら、考え過ぎだろうか。
「ボートって楽しい。」
「ボートで生活が豊かになる。」
そうしたメッセージの発信源として、社会人選手が活動していけば、
もっともっと肩身狭くならずに活動できるんじゃないかと思う。
全日本で勝っても宣伝にならない以上、今できることは、
五輪で勝つこと、体験、経験をわかりやすい言葉で言い換えることだと思う。
[s_ad]
コメント