国体の敗因と、収穫。その先の未来

先日国体があり、普通に負けました。

スロベニアで培ってきたはずの漕ぎが全くできず、

決勝の30分前にやっと原因らしきものがわかりましたが、

間に合わず、不完全燃焼のまま4位に終わりました。

 

一昨日にスロベニアに戻り練習を再開しましたが、

普通にいつものように漕げているので、

ローイングについての理解がまだ足りていないのだと痛感しています。


今回、

「絶対に勝たなければならない!」

「勝って当たり前!」

という気持ちの中で、国体に臨みました。

 

「絶対に勝たなければならない」

「勝って当たり前」

という気持ちは、

レスリングの吉田選手や、体操の内村選手のように、

世界で勝つことを求められている選手であれば、

国内大会だけじゃなくオリンピックなどの世界大会でも常に感じるべき感情なんだろうなと

思います。

つまり今回の国体では、

「勝って当たり前」の中で迎えられるであろう

2年後の東京五輪とおそらく同じ感情で臨めたのではないかと思います。

 

今後も国体で感じた緊張感を

全ての世界大会、国内大会でも感じれるように、

「勝って当たり前」の中で戦えるように、

負けたけど、そう、思いました。


敗因と考えられるのはもう一つあります。

 

結果を急ぎすぎた。

 

頭の中が結果、結果、結果で、窮屈になってしまったのではないか。

もっと幅広く、思考ができたら、

不調の原因ももっと事前に把握できたのではないかと思っています。

 

ものすごく話は飛びますが、

「ディズニーランド」という値上げしても値上げしても来訪者が増え続け、

繁栄し続けている国があります。

その国には理念があり、それはSCSEと呼ばれています。

Safety(安全)

Courtesy(礼儀正しさ)

Show(ショー)

Efficiency(効率)

の頭文字をとったものです。

 

何が言いたいかというと、

企業が最も重要視する「利益」、おそらくEfficiency(効率)が4番目であることです。

4番目に置くことで、企業の永続に最も重要な利益を得ている。

要は

1番重要なものを、1番意識すれば、一番手に入るわけではないこと、

それをあの国は私に教えてくれているのではないかと。


選手にとって、最も大事なのは「結果」です。「勝つ」ことです。

でも「勝つ」ことを1番に置けば置くほど、

視野が偏狭になり、

他の選手へのリスペクトのようなものが薄くなり、

挨拶や、掃除や、身だしなみといった、

直接勝利に繋がらないであろう物事がどうでもよくなり、

結果「人間らしさ」というものがどんどん薄くなっていく、

という経験をボートを通じて何度もしています。

そういったときに、いい結果を残したことはあまりありません。なぜか。

 

スポーツで結果を残すために、

SCSEの順序が純粋に当てはまるのかわかりませんが、

結果至上主義が、最大の結果を生むことはないのではないか。

結果至上主義だからこそ、結果を後回しにした方がいいのではないか。

と強く思います。

プレッシャーがかかる大会の直前でも、

勝って当たり前の緊張感の中でも

結果に囚われずに人間らしさを保つことができるか、

選手である前に人間であることを意識できるか、

企業理念のような、

中野理念といったものを、しっかり作らねばならないなと思った次第です。

 

最大の結果を生むためには、

事前準備がいる。

目玉焼きが食べたかったら、

卵を口に入れる前に、フライパンで焼かなければならないように、

勝利を食するためには守らなければならないレシピが何個かきっとあるんでしょう。

どんな状況下でもそのレシピを守れるように、しよう。

そんな選手が、連戦連勝を築く、のでしょう。

 

そんなことを振り返った国体後の今になります。

 

 

 

 

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