マイナースポーツの競技者は被害者か

マイナースポーツの代表みたいになっているボート競技。オリンピック競技だけど誰も知らないボート競技。

「ボートはマイナースポーツだから仕方ない」という言葉をよく聞くけれど、

 

それがすごい好きじゃない。

悪いのは自分たちだから。

 

img_5250

 

 

「マイナー」という言葉はよく聞くけれど、「マイナー」の定義って何でしょう。

 

競技者が少ない、って意味ではないと思うのです。

 

マイナースポーツとは何か。「報道されない」スポーツだと思います。

 

要は、「報道する価値のない」、と言ったら言い過ぎでしょうか。要は世間一般が関心がない競技、影響力のない競技、それがマイナースポーツだと思います。

 

競技人口が数百人のスキージャンプもボート競技の人間からしたらメジャースポーツです。報道されるから。

 

マイナースポーツがマイナーな所以は

 

「選手が観客を呼べない、関心を呼べないから」だと思います。

 

メジャースポーツの代表、野球は

 

今年優勝した日本ハムの観客動員数は200万人を超えたらしいです。一球団で。

 

日本ハム球団の運営に1000人関わっていたとしても1人2000人球場に呼んだことになります。

 

ボート競技はその競技の特性上、年に数回しかレースはできません。今年を占うレース、中間のレース、今年を決めるレースの全部で三個か四個です。

 

だから野球のようなメジャースポーツになりたかったらその3、4回の大会で200万人呼ばなければなりません。1チームで。

 

会社にボート部のある団体が10前後ありますが、各団体が4大会で200万人、一大会で50万人呼ばねばなりません。

 

各団体に選手、スタッフ、運営が計100人いたとしても、1年で一人2万人、一大会5000人です。

1人1大会で5000人呼ぶことができる選手、団体はボート界にいるでしょうか。足を運んでくれる人がそれだけです。関心があって、実際に足を運ぶ人は十人に1人いればいい方でしょうから、「あなたに興味がある」人が一大会5万人は必要になります。

 

 

そんな選手は残念ながら、いません。

 

リオにでた私も、そのほかの選手も、ボート界を引っ張ってきた先輩も、おそらく無理でしょう。

 

マイナースポーツがメジャーになるためには

 

「応援したい」

 

と思ってもらうことが大事であって、日本一になるとか、もっと速くなるとか、それは手段でしかありません。

 

一般の方にとっては、エルゴが回るようになったとか、艇速が伸びたとか現状どうでもいいのです。知らないから。

 

応援したいかどうか。

 

 

ボート競技がメジャースポーツになるには

 

1人で年間2万人呼べる人間にならねばなりません。

 

野球やサッカーのように、毎日、毎週試合ができる競技ではないからこそ、さらに頑張らねばなりません。

 

マイナースポーツに携わる選手は、

 

けっこう大変です。

 

3割打者はボートでいうとエルゴ6:10切るとかになるでしょうが、誰も伝わりません。

 

野球の日本シリーズで勝つことと

ボートの全日本選手権で勝つこと、

選手としての喜びは同じように思いますが

一般的には全く違います。残念ながら。

 

 

ボートが学生スポーツなら、一生懸命漕ぐことに価値がありますから、観客どうこうありません。

学生でスポーツをやることと、社会人としてスポーツをやることは全く違う。

 

 

応援したい選手に、なる。

 

それをもっともっと、行動していかねばならないと思うもうすぐ29歳。

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。